Bitwig Studio 6は大きな進化を遂げ、日々使用するDAWの中核機能を改善・拡張しました。このメジャーアップデートは、馴染みのある操作感を保ちながら、新しくスピーディな制作方法をもたらします。見た瞬間に違いに気づくでしょう。Bitwig Studioの外観は改善され、ビジュアルインターフェースはニーズに合わせて調整しやすくなりました。内部的にも大小さまざまな改良が数多く施されています。
クリップエイリアスは、音楽における反復や構造を扱う新しい方法を提供します。また、プロジェクト全体のキーシグネチャー機能により、ノート編集作業を音楽的に導いてくれます。「スプレー缶」や「オーディションツール」といった新しいツールや、細部を仕上げるための強化された表現編集、大規模編集に適したレイヤー機能も追加されました。これらすべてが、Bitwig Studio 6を音楽制作におけるより強力で使いやすい環境へと進化させています。
さらに強力になったオートメーション編集
Bitwig Studio 6では、オートメーション編集が大幅に強化されました。まずはカーブにアクセスする新しい2つの方法から始まります。[A]キーで「オートメーションモード」に切り替えると、各トラックに最後に触れたパラメータ、または任意のレーンを重ねて表示できます。あるいは「詳細エディターパネル」に進めば、そのトラックに存在するすべてのオートメーションへアクセス可能です。これらのオルタナティブなエディターを利用すれば、アレンジャーをすっきり保ちながら、トラック同士の関係を新しい視点で確認できます。
Bitwig Studio 6の新機能「クリップエイリアス」は、音楽における構造やシーケンスを作り出す方法です。トラック上でクリップを複製する代わりに、エイリアスとしてドラッグして配置できます。これにより、クリップは共通の“指紋”、すなわち「パターン」を共有します。どれか1つを編集すれば、そのパターンを共有するすべてのクリップが更新され、その他の設定は変更されません。
テンポや拍子と並んで、プロジェクトには「キーシグネチャー」が追加され、ノート作業を導きます。ピアノロールではスケールを視覚的に確認でき、[K]で「キーにスナップ」して編集操作を常に調和的に行えます。ペンシルツールや新しいスプレー缶ツールと組み合わせれば、常にキーに沿った高速な作曲が可能です。また「Quantize to Key」機能を使えば、既存のノートやクリップを選択したスケールに合わせて修正できます。
さらに使いやすくなったエディター機能
Bitwig Studio 6のエディターは、細部から全体像まで、より多くを見て扱えるようになりました。表現編集(Expression Editing)は細部を仕上げるためのより強力な手段になっています。従来のマイクロピッチカーブに加え、ゲインやプレッシャー、その他の表現もノートやオーディオ上で直接編集可能になりました。すべての表現は折りたたみ式のドラム/ハイブリッドエディターでも利用できます。さらに、このアップデートで追加されたオートメーション操作も適用されています。
その他、あれこれ
Bitwig Studio 6には、大小さまざまな改良がさらに多数盛り込まれています。スプレー缶ツール(一定間隔でノートを描く)に加えて、新しいオーディションツールにより任意のトラックやクリップを直接プレビュー可能です。ノート入力には新しいステップ入力ツールが追加され、迅速かつ直感的に入力でき、複数ノートの同時入力にも対応しています。
ノートやクリップを描画する際には、ペンシルツールやスプレー缶ツールでクリック前にプレビュー表示がされます。ピアノロールエディターでは、従来の「ピアノパターン」を背景に表示できるほか、新しい「Adapt to Key」表示でカラフルにキーに適応させることもできます。さらに、生成的パッチングを好む方のために、新しいGridモジュールが4つ追加されました。スケールに基づいたクオンタイズ、ステップごとのシフト、グローバルルートキーへのアクセス、あるいはPitch Classを使って独自に選択することが可能です。